重機の買取王｜中古フォークリフトの耐用年数は何年？

最近、中古のフォークリフトを購入したけれど、耐用年数はどう計算したらいいのかわからない。

一ヶ月の減価償却額は？一年の減価償却額は？と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

フォークリフトに乗るのはプロでも、こういった簿記や経理などは普段は触れない方も多いですからね。

そこで、中古フォークリフトの耐用年数についてまとめていきたいと思います。

計算式など細かく触れて行きますので、参考までにどうぞ。

そもそもフォークリフトの寿命は何年？

一般的は、フォークリフトの寿命は「15年」と言われています。

もちろん、定期的な点検とメンテナンスを行っていればです。

中古フォークリフトの販売サイトなどをみてみると、2001年式や2004年式など2000年代はじめのフォークリフトも多く販売されていました。

2001年のフォークリフトだとすでに、14年使用しているので、もってもあと3年ぐらいだと思います。

ですが、減価償却資産としての耐用年数は少し違ってくるので注意が必要です。

減価償却額の計算式など

まず、計算式を説明する前に簡単な流れを説明します。

中古資産・中古フォークリフトを取得した場合

1. 中古フォークリフトの見積耐用年数を計算
2. 減価償却費を計算

流れは、簡単でこの順番に行います。

前知識

また、前知識として、次のことを覚えておいて下さい。

中古資産の耐用年数
減価償却資産の耐用年数表
定額法と定率法による減価償却

(1).法定耐用年数の全部を経過した資産の見積耐用年数

見積耐用年数＝法定耐用年数×0.2

(2).法定耐用年数の一部を経過した資産の見積耐用年数

見積耐用年数＝法定耐用年数－経過年数＋(経過年数×0.2)

※計算結果の1年未満の端数は切り捨て、2年未満は2年

(3).フォークリフトの法定耐用年数

4年

計算例

では、実際に次の例を説いてみましょう。

中古のフォークリフト (8年使用経過)を170万で購入した場合、減価償却年数、一ヶ月の減価償却額を教えてください。

1.中古資産の簡便法による見積耐用年数

2-(1)．定額法の計算 (平成19年4月1日以降の取得に適用)

見積耐用年数が2年なので、定額法の減価償却率を求めると「0.500」になります。

減価償却資産の償却率表

2-(2)．200%定率法の計算 (平成24年4月1日以降の取得に適用)

減価償却資産の償却限度額の計算方法
減価償却資産200%定率法の償却率

見積耐用年数が2年なので、200%定率法の減価償却率を求めると「1.000」になります。

基本的に、中古フォークリフトを購入する際は、法定耐用年数を超えていることがほとんどだと思います。

そのため、公式は上記に書いたもので対応出来るとは思いますが、どうしても不安だというかたは、専門の方に相談したほうが良いでしょう。

ただ、毎年使う公式ではあるので、しっかりと勉強しておいたほうが、今後に良いと思います。