エアタイヤの空気圧の目安

フォークリフトに毎日乗っていると、ふとした瞬間にいつもと乗り心地が違う…。なんてことはあるのではないでしょうか。

もしそれが、エアタイヤを装着したフォークリフトだとタイヤの空気圧が減っているかもしれません。

一般的なフォークリフトのタイヤは乗用車とは違い、車種や仕事の内容により様々な種類に分けられます。

エアタイヤ（ニューマチックタイヤ）以外のノーパンクタイヤ(クッションタイヤやソリッドタイヤ)を利用している場合には、空気圧の問題は無いのですが、エアタイヤの場合、自然と空気圧が減ってしまいます。

フォークリフトに使用されるエアタイヤは、自動車用のタイヤと違い、低速・高荷重での使用がを要求されるので、その使用条件に合うように十分に補強された構造の産業車両用タイヤを使用しています。

エアタイヤを装着したフォークリフトは屋外の比較的路面の悪い場所でも振動、ショックを少なく使用できるといったメリットがありますが、高揚高時や旋回時の揺れはノーパンクタイヤを装着したフォークリフトよりも大きくなってしまいます。

そのため、エアタイヤの空気圧は自動車よりも高圧の700～980kPaに設定します。

フォークリフトに貼り付けてある空気圧ラベルがあるので、そちらの指示に従うようにして下さい。

また、タイヤの製造メーカーではこのような注意喚起もされています。

タイヤ使用時の空気圧は走行前の冷えている時に車両メーカー指定空気圧に調整してください。空気圧に過不足があるとタイヤが損傷したり事故につながるおそれがあります。

空気圧は、自然に少しずつ低下しますので、必ず、定期的に点検し調整してください。また、走行時及び走行後はタイヤの発熱により空気圧は高くなりますが、決して空気を抜かないでください。

フォークリフトを長く使うためにも、安全のためにも、これらのことは守りましょう。

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