重機の買取王｜【事故事例：3】フォークリフトを運転中、曲がり角で転倒しヘッドガードの下敷きとなる

1.事故事例

フォークリフトを運転中、曲がり角で点灯しヘッドガードの下敷きとなる

○場所

建設業

○被害

死亡

○事故状況

災害当日朝から、工事現場で使用する大型の掘削機械をフォークリフトでトラックに積み込む作業をしていた。

午後、そのフォークリフトが他の作業で使用されていたので、別のフォークリフトを借りることにした。

そこで、事務所前に置かれていたキーが挿入されたままのフォークリフト（最大荷重3トン）を運転士、資材置き場まで移動中、建物の角で右折したところ、フォークリフトがスリップし転倒した。

運転者は投げ出され、転倒したフォークリフトのヘッドガードの下敷きとなった。

フォークリフト運転者はフォークリフト運転技能講習を修了しておらず、タイヤもすり減っていて溝が無い状態であり、月例検査、年次検査（特定自主検査）も実施されていなかった。

○原因

フォークリフトを無資格者が運転したこと。

フォークリフトにキーが挿入されたままで誰でも使える状態であったこと。

○対策

• フォークリフトの運転は、必ず資格者に行わせること。
• フォークリフト運転の資格者名簿を作成し、関係者に周知させること。
• フォークリフトの作業前の点検、月例検査および年次検査（特定自主検査）は必ず行うようにすること。
• 運転者がフォークリフトを離れる際は、必ずキーを外し所定の場所に保管、無資格者や外部の者が無断で使用できないようにすること。