重機の買取王｜【事故事例：11】フレキシブルコンテナの積み込み時にフォークリフトが転倒

1.事故事例

フレキシブルコンテナの積み込み時にフォークリフトが転倒

○場所

製造業

○被害

死亡

○事故状況

フレキシブルコンテナ（家畜用飼料,1袋:200kg）を倉庫からフォークリフトで出荷し、トラックへ積み付ける作業を行っていた。

大型トラックに12このフレキシブルコンテナを積む予定であり、最後のフレキシブルコンテナ2個をフォーク（爪）の左右両方に1個づつ差し、2個吊りでフォーク（爪）を3mの高さに上げた。

その後バックで急旋回したところバランスを崩して、フォークリフトが転倒し、運転者はフォークリフトのヘッドガードの下敷きとなり死亡した。

フォークリフト走行路面はかなり凹凸があり整地していなかった。

○原因

フレキシブルコンテナの運搬に、専用のアタッチメントを使用していなかったことと、左右のフォーク（爪）に2個のフレキシブルコンテナを吊って凹凸のある路面を急旋回したこと。

○対策

• フォークリフトによりフレキシブルコンテナを吊って荷役するときは、クレーンアームなどの吊り用アタッチメントまたは専用吊り具を使用すること。
• フォークリフトの走行路面は、凹凸がないよう整地しておくこと。
• フレキシブルコンテナの搬送は1個ずつとすること。
• フレキシブルコンテナを吊り、走行するときはできるだけ低い位置とすること。
• 路面に凹凸がある場合には速度を抑えて走行すること。
• フォークリフト等の荷役運搬機械を使って作業するときは必ず作業計画を立て、作業指揮者を選任し、その作業計画通りに作業を行うように指揮すること。